
甲賀の里、忍者村を訪ねて見ました!!
第22話
滋賀県甲賀市甲賀町に所在する忍者村には忍者博物館・からくり屋敷・手裏剣道場などが有りますが、今回の目的は博物館に展示される忍術秘伝書等の資料や手裏剣等の代表的な忍者の武具が展示されており、甲賀忍者について詳細に知り得る為であります。
先ずは甲賀忍者の歴史について調べてみました。そもそも忍者は室町から江戸時代の大名や領主に仕え、また独立し諜術活動・破壊活動・浸透戦術を行っていました。甲賀は元々近江国南部を中心に勢力を持った六角氏(近江守護)の配下で、織田信長に遂われるまでの70年間は室町幕府でも屈指の実力を持った大名でした。信長との戦いの際に甲賀忍者は北部に拠点を移し、信長に対してゲリラ的な戦いで抵抗したとの事です。
また甲賀五十三家の内、特に信頼の厚かった二十一家が甲賀流忍者の中心と成った家々です。甲賀忍者は現在の滋賀県甲賀市甲南町に拠点を構え、流派は1人の主君に仕えその大名が没落すると次々に主を変え六角氏の没落後は、織田・豊臣・徳川氏の順に主君を変えて行きました。
また甲賀忍者は医療や薬に精進していた忍びで、普段はお守りや薬を売り歩く事で諜報活動を行っていて今でも、甲賀市には製薬会社が多くあるのも甲賀忍者の遺伝子が根付いていると言えます。甲賀流で有名な忍者とされる猿飛佐助ですが、残念ながら実在の人物ではありません。
当該博物館には各秘伝書や代表的な武具が展示されています。
続きは次回の第23話でご紹介します。